国分寺 幻の古代赤米 あかひめ
Ancient Red Rice AKAHIME from Kokubunji
自然と調和する方法で古代米の一種が育てられているのは、nue by Totoyaが店を構える東京都・国分寺市。
「あかひめ」という名のこの古代米は、全国的に見て西日本の三か所でしか生存していないと思われる在来品種のジャポニカ種赤米稲の特徴に近いものを色濃く残しています。
茎が人の背丈ほどにも伸びる野性的な特徴を持っていて、子孫を多く残すために倒れやすく、種は溢れやすくなっています。
地元の「国分寺赤米プロジェクト」のメンバーが、土に還る材料の麻紐と竹を使って稲を補強し、秋には稲穂のみを一つずつ摘み取って収穫しています。そして最低3回、カラカラに晴れた天気のもとで天日干しをした後、保管されています。
現在この赤米は、国分寺と青梅の田畑にて、農薬や化学肥料・機械も使わず、なるべく耕さず、なるべく何かを外から畑に持ち込まない。そんな自然農というやり方で、大切に育てられています。
<赤米の美味しいお召し上がり方>
赤米を一晩(6時間以上)浸水させます。
白米に対して1割ほどの赤米を混ぜて炊くと、ほんのり赤みがかったお赤飯のようになります。赤米ならではのぷちぷちとした食感をお楽しみください。
生産者について
国分寺赤米プロジェクト
1997年、国分寺市東恋ヶ窪の畑で武蔵国分寺種赤米の種籾が発見され、国分寺では赤米づくりの試行錯誤が続いていました。そうした中、2018年に、国分寺市にあるカフェ・胡桃堂喫茶店のスタッフの一人の坂本浩史朗さんの呼びかけで動き出したのが、国分寺赤米プロジェクトです。
農業の経験は一切なく、田んぼや畑へのつながりもない。たった一人の思いから始まったこのプロジェクト。
一人の情熱が別の一人の情熱に火をつけ、また一人、また一人へと、気がつけばそれは数十人のチームへと育ちました。
4年目の現在、総勢50名の仲間と共に動き出しています。
テーマは“自然と共に生きる”
自然農というやり方で育てています。
農薬や化学肥料は使わず、機械も使いません。なるべく耕さず、なるべく何かを外から畑に持ち込まない。
たくさんの草や虫たちと共存しながら安全な食をつくる。
お金ありきで食物をつくらないこと。
人もまたこの地球の一部として、生かされています。
人間の便利主義がいきすぎないために、
地球に優しく自然と共存していくために。
そして経済的にも持続可能なものを目指しながら、
世のため、国分寺のためにもなる取り組みに育てていきたいと思っています。
この赤米が、国分寺に根付く文化の1つになることを願っています。
それこそが未来に残っていくものにもなると思うからです。
そうなるように、続け、繋いでいきたいと思います。
製造地:東京都国分寺市
メーカー:国分寺赤米プロジェクト
賞味期限:1年
保存方法:密封容器に入れて常温保存、または冷蔵保存してください。
原材料:赤米